名古屋めしは、愛知県名古屋市を中心とする中京圏が発祥、もしくは中京圏で発展した食事の総称である。
味噌煮込みうどんは尾張でよく食べられた郷土料理である。大正時代の頃、鍋に野菜や肉などを入れ味噌で味付けをして煮込み、そこにうどんを入れたのが始まり。 全国にもその土地の味噌を使った煮込みうどんがあったが、この地区の味噌煮込みうどんだけが残ったという説がある。
赤味噌といわれる豆味噌を使う。ダシは他のうどんと同様で鰹やむろあじなどのダシと八丁味噌をベースに何種類か味噌を混ぜあわせ、みりんや砂糖を用いて作る。
鶏肉、長ねぎ、油揚げ、かまぼこ、しいたけ、卵が定番だが、卵は別注文のところもある。麩を入れることも。卵は煮立ったころに生卵を落とし、好みの固まり具合で食べる。
普通のうどんの麺と違い塩を使わず、小麦粉と水で作る。非常に強いコシが特徴。生うどんを入れるので汁に独特のとろみがつく。
形態としては鍋焼きうどんに近いが、味はまったく違う。 鍋のふたは穴が開いておらず、器代わりに熱々の麺と汁を入れて使っていたが、今は別に器を付けて出てくるお店ばかりなのでふたを使う人はいない。
名古屋市中区栄3-12-19 不定休 営業時間 11:00~21:00 地下鉄 名城線「矢場町駅」より徒歩7分
名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街 不定休 エスカに準ずる 営業時間 11:00~22:00 JR「名古屋駅」より徒歩1分
・山本屋総本家と山本屋本店は全くの別会社である。違いとしては味や値段の他に、山本屋総本家には味噌煮込みうどん以外にもきしめんなど名古屋名物があるが、山本屋本家は基本的に味噌煮込みうどん一筋。また、山本屋総本家は東京にも店があるが、山本屋本家は愛知と岐阜のみ、など。どちらが好みの味か食べ比べする人も多い。 ・卵は麺に絡めたり、そのまま食べても味噌の味がついて美味しい。胃袋に余裕のある人ならばご飯を注文し卵をご飯にのせ少量の汁と混ぜて食べる方法もあり、美味しい。 ・老舗では必ず前掛けが付いてくる。付けなくてもよいが、注意しないと汁が飛ぶのでつけたほうが安心。
カップ麺としても発売されているのは中部地区が中心で、味噌煮込みうどんのカップ麺をお土産にする人もいるとか。 家でも作れるように一人用の土鍋がある家庭も多いのでは?鍋で煮込んでどんぶりで食べると何か味気ない気がしてしまうので、やっぱり味噌煮込みうどんは土鍋で食べるに限ると思います。 つゆは味噌汁の汁とは違いとろみがつき、ダシが効いていてコクがあります。冬は体が暖まるので食べたくなります。